2026/06/12
【発声の基礎知識】共鳴腔を拡げる方法
前回は「共鳴腔」についてお話ししました。
今日は予告どおり、共鳴腔を拡げる具体的な方法についてです。
咽頭腔・口腔・鼻腔、それぞれの拡げ方を練習方法つきでお伝えしていきますね。
◎咽頭腔を拡げる
あくびをするときに、咽頭腔が開きます。そのイメージでやってみてください。
具体的な練習方法
・舌の根元を下げる(内科でのどの奥を見てもらうときのように、自分で舌を動かしてみる)
・あくびをしたときに大きくのどが開いた状態をキープして、発声してみる
舌を動かすのも、のどを大きく開いて発声するのも、やりすぎないようにしてください。
◎口腔を拡げる
寒い日に手を温めるように「ほー」と息を吐くと、口腔が開きます。そのイメージでやってみてください。
具体的な練習方法
・口の奥を後ろに広げる、奥を上に広げる
・実際に口を手で覆って(少し離して)「ほー」と温めるように声を出す
どれくらい口の中が広がっているか、感じながら練習してみてください。
◎鼻腔を拡げる
鼻の奥がビリビリ響いている状態が、鼻腔が開いているということです。
具体的な練習方法
・口を閉じて鼻に響かせて「んー」とハミングをする
・口の天井の硬いところ(硬口蓋)とその後ろの柔らかいところ(軟口蓋)の境目を、口を開けて上に動かす
脳に「ここが動くんだ」と教えるつもりで、練習してみてください。
どれも一度に完璧を目指さなくて大丈夫です。まずは1つずつ、鏡の前や声を出しやすい場所で試してみてくださいね。
次回は、声帯についてのシリーズを一旦まとめつつ、実際の歌にどう活かしていくかというお話をしていきますね。
2026/05/29
【発声の基礎知識】声帯について③
前回は「音程と声帯の関係」についてお話ししました。
今日は声帯について③、予告していた「共鳴」のお話です。
◎『声道』について
肺から出る空気は気管を通り、喉頭の声帯に息がかかることで音が生まれます。
その後、咽頭を通り、口腔・鼻腔を抜けて、口と鼻から声が出ていきます。
この、声が通る道のことを『声道』と呼びます。
◎『共鳴腔』について
首の中、口の中、鼻の中には空洞があり、声帯から生まれた音はこの空洞で共鳴します。
この共鳴する響く場所のことを『共鳴腔』と呼びます。
共鳴腔には、咽頭腔・口腔・鼻腔があります。
それぞれの空洞を通って共鳴することで、声に響きが出ていくんですね。
◎共鳴腔と声の響きの関係
この共鳴腔の形によって、音色や声量が変化していきます。
共鳴腔を拡げるトレーニングをすることで、声の響きが増幅します。
魅力的な声を作る、まず第一歩ですね。
「声が響かない」と感じている方は、実は声帯そのものより、この共鳴腔の使い方に原因があることも多いんです。次回は、共鳴腔を拡げる具体的な方法についてお話ししていきますね。
2026/05/25
ステージ体験カラオケ会やります!
【ステージ体験カラオケ会やるよー!】
GWに開催した「ステージ体験カラオケ会」。
実は…歌うこととステージの熱気に夢中になりすぎて、
まさかの写真を撮り忘れるという事態に🤣
普段はなかなか立つことのない、一段高いステージとマイクスタンド。
最初は「緊張する〜!」と仰っていた方も、いざマイクの前に立ち、勇気を出して歌い始めると…
一瞬で表情も声も、別人のように輝き出すんです!
毎日忙しく過ごしていると、自分が「主役」になる瞬間ってなかなかないですよね。
でも、このステージの上にいる時だけは、日常の役割を全部手放して、ひとりの女性として思い切り自分を表現できる。
そんなキラキラしたお顔を見られて、私自身が一番感動してしまいました。
「あの解放感をもう一度!」「前回行けなかったから絶対行きたい!」といううれしいお声をいただき、早速【第2弾】の開催が決定しました🎉
もちろん今回も、かっこよく見えるステージングのコツや、気持ちよく声を出すポイントなど、プロの目線からこっそりお伝えしちゃいます🤫
自分の殻を破ってみたい方、思い切り声を出してリフレッシュしたい方、ぜひ一度体験してほしいーー!
●開催日:
2026/5/27(水)13:30-15:00
●場所:愛知県岡崎市のカラオケ店
●詳細・お申し込みは公式LINEから!
歌ってみたいな。少しでもそう思った方はぜひ!
みんなで味わいましょう!
2026/05/15
【発声の基礎知識】声帯について②
前回は「声帯」の基本的なしくみについてお話ししました。
今日はその続き、声帯について②です。
音程が声帯とどう関係しているか、というお話をしていきますね。
◎音程と声帯の関係
音程はどのように変化させているかご存知ですか?
実は、声帯を伸縮させることで音程をとっているんです。
声帯が前後に伸びて張っている状態では高い声が出て、声帯がたるんだときには低い声が出ます。
◎声帯を伸縮させるには
声帯を自由に伸縮させるには、声帯周りの筋肉を動かすことが必要です。
筋肉を動かすには、脳が神経に指令を出し、神経が筋肉を動かす。
つまり……脳 → 神経 → 筋肉 → 声帯 → 発声。
この一連の流れが必要となります。
◎声帯を柔軟に動かし、正確な音程をとるには
・声帯がどのように動いているのかをしっかりイメージする
・神経がより繊細な動きができるように研ぎすます
・声帯を動かす筋肉を鍛える
・声帯がよりよい状態を保てるようにする
これらのことを意識しながら練習しましょう。
音程がなんとなく不安定だな、と感じている方は、まず「声帯が今どう動いているか」をイメージすることから始めてみてください。それだけでも変化が出てきますよ。
次回は「共鳴」について、お話ししていきますね。
2026/05/01
【発声の基礎知識】声帯について
声って、どうやって生まれるか知っていますか?
今日から「発声の基礎知識シリーズ」、始めていきますね。
知ってるようで意外と知らない、声のしくみ。一緒に楽しく学んでいきましょう。
記念すべき第1回は「声帯」について。
◎声帯ってどんなもの?
声は、のどにある「声帯」というところで生まれています。
声帯は2枚のヒダで、喉頭(のどぼとけのあたり)の中に左右一つずつあります。粘膜でできていて、意外と繊細な器官なんです。
普段呼吸をしているときは、声帯は開いた状態。
そして声を出すときは、この2枚のヒダがピタッと触れ合って振動することで、声が生まれます。
◎声の高さや音色が変わるしくみ
左右の声帯がどのくらい合わさっているか。
声帯をどのくらい伸び縮みさせているか。
このバランスによって、声の高さ・強さ・音色が変わっていきます。
・ハリのある力強い声 → 声帯をしっかり合わせる
・ウィスパーボイスのような囁き声 → 声帯を少し開いて、空気を含ませる
こんなふうに、声帯の使い方一つで声の表情が変わるんですね。
◎声帯をコントロールできると、表現力がアップする
声帯の開け閉めを自由自在にコントロールできるようになると、フレーズごとに強弱や声の質感を変えられるようになります。
これができると、歌の表現力がぐっとアップします。
上手なヴォーカリストさんの歌をよく聴いてみてください。
フレーズのあちこちで、声の質感がふわっと変化しているのに気づけるはずです。
ぜひ今度、好きな歌手の歌を聴くときに耳を澄ませてみてくださいね。